こんにちは、とりかなです!
今回は、苦労した経験とどう向き合っていくかというテーマでお話しします。
「なんて無駄な苦労の時間を過ごしてしまったんだ。」

「あの時期辛かったし、人生無駄にしたなあ」

そんな感情を抱いたことのある方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
僕は2年間の浪人生活を送っていて、まさに「無駄な時間」を過ごし、苦労した過去があります。
でも、その苦労がいまの僕をつくってくれたんです。
このエピソードも、後半でお話ししますね。
この記事を通じてお伝えしたいのは、苦労を苦労のまま終わらせるのはもったいないということです。
苦労を苦労のままで終わらせるな!

苦労した経験は多くの人が持っているもの。
そして、避けようと思って避けられるものでもない。
それが、苦労というものです。
では、私たちの人生につきまとう「苦労」と、どのように付き合っていくべきか。
今回は小池一夫さんの著作、『人生の結論』(朝日新書)から言葉を紹介します。

苦労を報われない苦労のままで終わらせるのではなく、失われた時間を自分に必要だった時間に昇華させるのです。
小池一夫『人生の結論』朝日新書 p,115
(太字は引用者による)
失われた時間は取り戻せない。
でも、その時間を未来につなげることはできる。
過去とどう向き合い、どう捉えるかが大切ですね。
浪人という苦労が今の自分をつくった

先ほど、自分の浪人生活を「無駄な時間」と言いましたが、実際は全くそう思っていません。
僕は結局、志望校には合格することができず、客観的にみれば「無駄な時間」だったといえるでしょう。
最初は僕もそう思っていました。
「ああ、このつらい二年間は結局無駄に終わったのか」と。
でも、「浪人という経験に意地でも価値を見いだしてやろう」と考えるようになってから、その気持ちは変わったんです。
「あれだけ辛い思いをしたんだから、それを無駄な時間で終わらせてたまるか!!」
といった感情でした。
僕にとっての浪人の利点にはこんなものがあります。
- 学習習慣がついた
- 大学生活を絶対に無駄にしたくないという気持ちが生まれた
- ゼミ選びや就活の時に、友人からコツやノウハウを学べた
- どこにも所属していない状態を経験できた
今回は現在の僕に最も影響を与えた4番を例にお話しします。
現在、僕はフリーランスとして活動しており、浪人期と同じくどこにも所属していない状態です。
「どこにも所属していない」って、誰もが経験していることではないですよね?
学校に所属し、空白の期間をつくらずに会社をはじめとした組織に所属する方も多いと思います。
フリーランスは、いつでも仕事があるわけではなく、困った時に頼りになる上司もいません。
そのため、不安を感じることは少なからずあります。
でも、僕は浪人期の経験から、自分のことを自分で解決していくことに慣れていたんです。
受験費、生活費のやりくり。スケジュール管理。受験校の選定…。
様々なことを一人でこなしました。
それが自立につながったし、なにより、自分はそんな状態を楽しめるんだということを知りました。
この経験がなければ、僕はフリーランスという道を考えてすらいなかったでしょう。
他の人からは「無駄な時間」にみえる浪人も、僕にとっては学びの宝庫だったんです。
まとめ

今回は、苦労を苦労のまま終わらせるのはもったいない、というテーマでお話ししました。
いかがだったでしょうか?
苦労は、誰もがいつか経験するものです。
時に、それに押しつぶされてしまいそうになることもあるでしょう。
しかし、その苦労を絶対今後にいかしてやる、その苦労をネタにしてやる。
といった気持ちがあれば、その苦労は絶対に無駄になりません。
事実、この記事も、浪人を絶対無駄にしないぞという気持ちがなければ生まれていないと思います。
苦労を苦労のままで終わらせない。
この気持ちは、私たちの人生を明るく照らしてくれるはずです。
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