こんにちは、とりかなです!
みなさんは、自分の文章をもっと読んでほしい!
と、考えたことはありませんか?
「がんばって書いたLINEの返事が全然かえってこない…」
「時間をかけて書いた投稿に全然いいねがこない…」
こんな経験は誰にでもありますよね。
本記事では相手の興味を引き出し、気持ちよく読んでもらえる文章の書き方を紹介します。
実は、好んで読まれる文章には特徴があるんです。
それは、読むひとの目線に立って書かれた文章です。
読む相手のこと、考えていますか?
「読者の目線に立つ。」
当然と言えば当然のことですが、普段からこれを意識して文章を書いている人はあまりいないと思います。
なぜ、読者の目線に立って書くことが大切なのでしょうか。
それは、読者に「共感」してもらうことこそが文章を楽しんでもらう秘訣だからです。
共感できる文章を書くための第一歩は、まず相手が何を求めているか、どんな気持ちで読むかを深く考えることです。
たとえば、本を開いて文章を読んでいる時と、SNSのタイムラインの文章を読むときでは気持ちが全く違いますよね。
「よし、本を読んで勉強だ!」
「疲れたからちょっとSNSみるか~…。」
休憩でSNSを眺めるときに、新聞のようにびっしり書かれた文章を見たらスルーしたくなっちゃいますよね。
読まれる場所を考えて文章を書くことも、共感してもらうためには大切なことです。
こういった考え方も、読者の目線に立っていなければなかなか意識できないことです。
印南敦史『書評の仕事』
今日は、あなたの読者の目線を鍛えて文章力を大幅アップしてくれる本を紹介します。
印南敦史さんの著作『書評の仕事』です。
タイトルに「書評」とついてはいますが、書評家である著者の経験を通して文章の書き方をわかりやすく解説してくれるので、誰でも楽しめる内容となっています。
著者の印南敦史さんは、さまざまなメディアで書評を書いてきた方です。
「書評を出すたびアマゾンでの売り上げが急増する」と言われるほどの書評家さんで、その人気の根幹である文章についてを本書で語ってくれています。
僕がこの本を手にした理由は、まさにこのブログで自分の納得できる記事が書けなくて悩んでいたからです。
これまでの記事では自身の「オススメしたい!」という気持ちが空回りしてしまっているように感じていました。
そこで本書を読んで、共感してもらえるような内容を書くために必要な読者の目線を、自分の中に持つことができるようになったんです。
スマホの登場による「読まれる文章」の変化などについても書いてあるため、ウェブ上で文章を書くことが多くなった現代の私たちにとって非常に興味深い内容となっています。
本書のここを読むべし!
ここからは、本書を読んで僕が特に参考になったと思う部分をピックアップして紹介します。
読者目線はすべての基本!
(前略)書評家がすべきことは次の1、2に尽きると個人的には思っています。
1. 伝える=伝わりやすい書き方を考え、実行する
↓
2. 共感をつかむ=読者の目線に立つ努力をする(太字・下線は引用者による)
印南敦史『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)p,36
著者が読者目線をいかに大切にしているか、この文章でわかりますね。
本書では、読んでもらえる文章を書くための具体的なテクニックがたくさん紹介されていますが、全ての根幹はやはり「読者目線」です。
結局、どんなテクニックを使うにしても、それを最大限生かすには読者の共感を得ることが必要なんです。
言いたいことを全部詰め込むのはNG!
伝わるかどうか不安だからこそ、情報量を増やすことに謎の使命感を持ってしまったりするのです。
でも、それは大きな勘違い。むしろ、情報量を増やせば増やすほど、文章全体の輪郭はぼやけてしまうものです。(太字・下線は引用者による)
印南敦史『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)p,146
書きたいことを書いているうちに一番伝えたいことがどれかわからなくなる…。
これも改善するために必要なのは読者目線ですよね。
読者がどこが大事なポイントなのかわかりやすいように。
それを最優先して書いていくと、余分な言葉の少ないスリムな文章になるはずです。
文章も見た目が大事!
見え方に心地よさを感じたとしたら、その文章を読みたくなったりもするでしょうし、意外と重要なことではないかと思っているのです。
印南敦史『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)p,186
(太字・下線は引用者による)
【こんにちはとりかなです皆さんは文章を書くのは得意ですか頑張って書いたLINEに限って全然返って来ない時間をかけて書いたツイートに全然いいねが来ないこんな経験は誰にでもありますよね今日は相手に喜んで読んでもらえる文章の書き方を紹介します特にスマホで文章を書く事が多い方向けの記事となっています実は好んで読まれる文章には特徴があるんですそれは読む人の目線に立って考えた文章です】
いかがでしょうか?
上の文章は、この記事の冒頭を改行せず、句読点を消し、漢字多めで貼り付けたものです。(少し極端ですが)
これが記事の冒頭にあったら
「読むのめんどくさ…。」
となってページを閉じませんか?
そう、文章は内容だけでなく見た目も重要なんです。
内面を見てもらうには、外見も整えなければいけないんです。
読者目線は思いやりの心
いかがだったでしょうか。
印南敦史さんの『書評の仕事』を通して、文章を書く際には読者目線が重要であることを感じていただけたと思います。
僕は、読者目線を持つために大切なのは「思いやりの心」だと思います。
相手のことを理解し、寄り添う気持ちがないと、同じ目線に立つことは不可能なのではないかと思います。
みなさんのまわりにも、気の利く人やあなたの意図をすぐに察してくれる人がいると思います。
文章にも、気づかいの心は現れます。
僕は本書を読んで、文章を読む相手に寄り添うために、常日頃から今まで以上にまわりの人を思いやる心を持って過ごそうと思いました。
これは、日常の中で少し意識するだけですぐに実践できることです。
「思いやりの心」を持って、「読者の目線」に立ち、今よりもっと素敵な文章を書いてみませんか?
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