こんにちは、とりかなです。
みなさんは、わかりやすい語り方を意識していますか?
「話が長い」「結局なにが言いたいの?」「もっと短くまとめてきて」
日常会話、面接、ビジネスシーン等で聞いたことのある言葉だと思います。
しかし、現代ではビジネスシーンだけでなく
- 話がまとまっていない長文LINE
一目でなんの話かわからない長文ツイート
調べたい内容を最初に書いてくれないwebページ
といったように、日常でもわかりずらい語り方は敬遠されてしまいます。
今日は、わかりやすい語り方をするために一番大切なことをお伝えします。
答えは、結論を最初に語ってしまうことです。
結論を強調しないと相手にされない時代

結論から語ることは、面接やビジネスシーンでは基本となる事柄です。
しかし、情報があふれかえる現代では、その重要性は現実世界にとどまりません。
SNS、webサイト、動画など現代ではいくらでも良質な情報が出てきます。
だれでも、わかりやすいページや記事を選びますよね。
結論を最初に語るとわかりやすくなるんです。
今日は、唐木元さんの著作『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』からの言葉です。

結論や論点を最初にズバリと提示し、核心から切り込む。すなわち文章をおしまいまで読みたくなるような、魅力的な一段落を最初に持ってくるということです。
唐木 元 (著)『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』インプレス p,42
(太字・下線は引用者による)
冒頭で読者の興味をグイっと引きつけ、関心をキープしたまま、目標である「完読」までこぎ付ける。そんな設計がネット時代の基本装備だと考えています。
唐木 元 (著)『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』インプレス p,43
(太字・下線は引用者による)
最初に興味を抱いてもらうことが最優先。
そのために核心である結論を示すことが重要だと述べられています。
【書籍情報】
マンガやアニメなどのポップカルチャーに関する情報記事を発信しているコミックナタリー。その初代編集長である唐木元さんによる、文章の書き方に関するノウハウが詰まった書籍です。良い文章にも様々なものがありますが、本書では「最後まで読まれる文章」を良い文章として、それを書くためのノウハウを紹介しています。基本的に見開きで一つの項目を紹介してくれるうえに、この書籍の文章自体が「良い文章」であるので、非常に読みやすく、読んでいるだけで良い文章を実感できます。文章力という一生モノのスキルを楽しく学べる、おすすめの一冊です。
日常の例から学ぼう
結論を最初に語ることがなぜ大切なのか、実際の例でみてみましょう。
聞く人が迷子にならない

結論を最初に述べることで、聞き手は
「この話はこの結論のために話しているんだな」
ということがわかります。
例を挙げてみましょう。
あなたは面接官の仕事を任されました。
受験者Aくんのアピールポイントを聞いてこいと言われています。
それを簡単にわかるようにメモしてこいとも言われています。

あなた「アピールポイントを教えてください。」
A「私は、中学時代部活で県大会に出場し、高校ではクラス代表を3年間続け、大学ではサークル長、インターンでは周囲を巻き込んで議論をし、優秀者に選ばれました。」
あなた「アピールポイントを教えてください。」
A「チームのリーダーとなり、周囲を引っ張って結果をだしてきました。」
A「私は、中学時代部活で県大会に出場し、高校ではクラス代表を3年間続け、大学ではサークル長、インターンでは周囲を巻き込んで議論をし、優秀者に選ばれました。」
いかがでしょうか。後者のほうが何が言いたいのかがわかりやすく、実績を挙げる理由もわかりやすいですね。
前者は実績を挙げられてもどこが重要な点なのかがわかりづらく、メモも取りづらいですよね。
要点がわからなかったり、何のための話題なのかがわからないと、その瞬間聞き手の集中力は一気に落ちます。
結論というゴールを示して、そこにたどり着くための話題なのだということを忘れないようにしましょう。
聞き手がほしい情報なのかがすぐわかる
結論を最初に語ることで、その話や文章が聞く価値のある話なのかを判別できます。
「聞く価値ある、ないとか考えないで聞いてやれよ」

と、思う方もいるかもしれませんが、実はこれは誰でもやっていることです。
この記事も、「結論を最初に語ることが大切」という結論を冒頭で述べています。
ここまで読んでくれたみなさんは、少なからずこれに関する情報が欲しいから読んでくれたはずです。
「結論を最初に語る重要性なんて知ってるわ」

という方は、最初の数行だけ読んでブラウザバックしてしまう方が多いはずです。
結論を最初に書かないのは最悪で、
「なに書いてあるかよくわかんないから別のサイトいくわ」

となってしまうわけです。
まとめ
「結論から話して」というと、就活・面接・ビジネスシーンといった印象を受けます。
しかし、現代社会では、みんな無意識のうちにスマホの前で
「結論から話して」
と言っているのです。
結論から語ることは仕事だけではなく、これからの時代を生き抜く必須スキルといえます。
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