こんにちは、とりかなです。
みなさんは、休日をなんとなくSNSやYouTubeを見て終えてしまった。
という経験をしたことはありませんか?
今日は、だらだらして時間を使ってしまうのが嫌だ、という方にその対策を紹介します。
結論は、時間の価値を意識することです。
なんでだらだらしてしまうのか?

誤解を生まないように述べておくと、僕は休憩や遊びの時間はとても大切なものだと思っています。
でも、「なんとなく」「いつのまにかこんな時間に」といったようなことは避けるようにしています。
それは、時間は限られたものであるからだと意識しているからです。
お金に関してはすごくマメなのに、時間は浪費している人を時折見かけます。
時間は何をもってしても買えないのに…と考えてしまいます。
厳密にはお金と時間は別物ですが、「時は金なり」というように、それほど貴重なものなのです。

やっかいなのは、時間の残量は目に見えないということです。
お金は現金、口座残高といった形で目に見えますよね。
時間にはたしかに寿命という残高があるはずですが、それが見えないんです。
もしかしたら、病気や事故で寿命が急に減るかもしれません。
もし自分に残された時間を見ることができたら、今過ごしている毎日をおくることができるでしょうか?
時間の価値を意識する
そんな時間の価値への気づきに関する言葉をヨースタイン・ゴルデルさんの著作、『新装版 ソフィーの世界 (上) 哲学者からの不思議な手紙』から紹介します。
たいていの人が、生きることのすばらしさに気づくのが病気になってからだなんて、悲しい。
ヨースタイン・ゴルデル (著)、須田 朗(監修)、 池田 香代子(訳)『新装版 ソフィーの世界 (上) 哲学者からの不思議な手紙 』NHK出版 p,14
(太字、下線は引用者による)
人は時間が限られたものだと自覚してようやく、「生きることはすばらしいことである」と認識できるのでしょう。
【書籍情報】
いたって「普通」な人生をおくってきた幼い少女ソフィーが、ある日送られてきた不思議な手紙を通して哲学的な問題に向き合っていくというストーリーです。取り上げられているテーマはソクラテス、デカルト、啓蒙主義といったような初めて学ぶには難しそうなものですが、これらを幼いソフィーでも理解できるように語りかけるかたちで紹介してくれます。哲学がどんな歴史をたどってきたか、その大枠を知るにはうってつけの本です。日常に疑問を抱くことが多い方や、「普通」に疑問を抱いてしまう、そんな方には特におすすめしたい一冊です。
死ぬほどの経験をしている友人の話

今日は大学時代の友人のおはなしになります。
その友人は明るく、元気で、誰にでも分け隔てなく接し、行動力のかたまりといえるほど様々なことをしていました。
「無人島でテントはって寝てたらイノシシに囲まれてやばかった(笑)」
と突然言われたときは耳を疑いました。
ある日の帰り道、僕は聞いたんです。
「なんでそんなにいろんなことに挑戦すんの?」

返ってきた返事はこうでした。
「引きこもってたとき、死んだような生活してたから今は何やっても楽しいし、いろいろやっときたいんだよね!」
その友人にはとある事情から数年引きこもっていた時期があり、その時は生活も精神面もひどい状態だったそうです。
そんな状態から復活した友人は、これ以上無駄にする時間はないと言わんばかりに行動していました。

その友人は、僕が大学で出会っただれよりも大学生活を、そして人生を楽しんでいました。
時間の価値を意識した経験が、人生のすばらしさを教えてくれるということはこの友人が証明してくれました。
時間の価値は、なんとなく生活をしていると死の直前まで意識できない可能性があります。
病気等を通して体験をしないと意識することが難しいこともまた事実です。
友人の体験、そしてこの文章がみなさんが時間の価値を意識するための助けとなればうれしいです。
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