不幸なときの考え方【不幸こそ一番の幸運】

こんにちは、とりかなです。
今日は、不幸を乗り越えるためのメンタリティを紹介します。

これを読めば不幸な目にあったときに落ち込まずにすみます。

結論は、不幸は自分を強くすると信じることです。

目次

不幸にもいいことはある

みなさんは不幸を感じたことはありますか?
おそらく、ほぼ100%の人がこの質問にYESと答えると思います。

まわりの人はうまくいってるのに自分だけうまくいかない、運が悪い、苦労が多い等。

でも、そういう状況って大体どうすることもできないんです。
今の現実を受け入れなければならないことばかりです。

でも、その状況に対する意識を変えることはできます。

不幸に意義をみつけよう

それを示した言葉を古代ローマの哲学者、セネカの著作『怒りについて』から紹介します。



今日はことば2本立てです。
でも、今日はむずかしい表現が多いので、アンダーラインの部分だけでも大丈夫です。
後で大切なところだけまとめます。

つらい困難を前にたじろいではならない。運命に不満をこぼしてはならない。善き者は、何であれ起きることの意義に思いを馳せ、それを善に変える。肝要なのは、何をではなく、どのように耐えるかだ。

(太字、下線は引用者による)

セネカ著、兼利琢也訳『怒りについて』岩波文庫 p.15 「摂理について」

艱難こそ徳の機会である。度外れの幸運のため怠け者になっている者が惨めだと言われるのは当然である。(中略)何が起きても、彼らには初体験になる。未経験者にとって、過酷な出来事は重い圧迫である。(中略)新兵は傷を思うと蒼白になる。古参兵は己の血を平然と眺める。

(太字、下線は引用者による)

セネカ著、兼利琢也訳『怒りについて』岩波文庫 p.27 「摂理について」

1、不幸に意義を見いだそう

2、不幸による困難は成長のチャンス

3、不幸は体験すればするほど耐性がつく


大事なことは、不幸に意義を見いだすこと。それが正しくなくてもいいんです。
この自信が、自分を強くする根拠になります。

【書籍情報】

著者のセネカは、古代ローマにおいて政治家、哲学者として活躍した人物です。
書籍名は『怒りについて』ですが、今回は同時に収録されているうちの作品の一つである「摂理について」から引用しました。
古代と現代ではまったく生活も違うし、悩みもちがいます。不幸の内容も違うでしょう。
しかし、セネカの言葉は2000年の時を超えて現代の人々の心にささる、そんな人間の本質に迫る言葉なのです。
「古典なんて全部読み切れない…」という方、問題ありません。理解できるところだけ読めばいいんです。今のあなたに必要な言葉は驚くほどスッと目と心に入ってくるはずです。

不幸が人を変えたはなし

僕は不幸や困難を通して少しづつ心が強くなったと自負しています。
今日は一例として、大学生のころの話をします。

かんたんにまとめると、僕の経歴はこんなかんじです。

大学入学後、諸事情により2か月で中退

アルバイトをしながら浪人。独学で再び受験勉強の日々

1年目は受験校全落ち

2年間の勉強の末、合格


自分で決断した道なので、不幸というには足りないかもしれませんが、僕にとって大きな困難だったのはたしかです。


浪人中は、友人に
「同級生はみんな大学生活を謳歌してるのに、つらくないの?」
と、何度も言われました。

たしかに同級生に時間的なおくれをとってしまうという不安はありました。
しかし、不思議とつらくはなかったんです。

その理由は、この浪人中の時間に意義を見いだすことを忘れなかったからです。


「時間があるぶん、自分の学びたい分野をしっかり見定めてやる」
「ここでみっちり勉強して、大学生活を絶対有意義なものにしてやる」

そんなことを毎日考えていました。
そしてこの思いは入学後も消えることはありませんでした。

僕はもともと保守的な性格で、新しいことを始めるのが苦手でした。
しかし、「苦労して入ったからには」という心持ちで、大学在学中はいろいろなことをやってみて、たくさんの貴重な経験、出会いがありました。

この経験がなかったら僕はブログも始める勇気もなく、自分の経験をつたえることもなかったでしょう。

浪人生活自体にはきっと意義はありませんでした。
でも、浪人生活に意義を求め続けたことが、今、この瞬間までつながって、こうしてブログという新しい挑戦ができました。

どんなつらいことがあっても、それはきっとどこかで自分の力になるのです。
今の不幸や困難は必ず自分を強くすると信じましょう。

とりかなの雑談

今回は自分の昔ばなしでした。
自己紹介のような記事も書いていないので、自分の経験も少しづつ話して行けたらなと思ってます。

そしてはやくも二回目の登場の『怒りについて』です。
好きな本の言葉はたくさん紹介したいので、これからも登場するだろうと思います。


全体をまとめた書評も書いてみたいけど、もう少し勉強してからにします。

一定数の記事書いたらTwitterとの連携もしてみるのでもうしばらくお待ちください。
とりあえずIDだけ置いておきますので、よかったらフォローおねがいします。

鳥海かなと(Twitter @knt_toriumi)

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この記事を書いた人

文筆家・ナレーター。大好きな本や言葉で培った感性を活かし、独自の視点で創作を行っている。読書を仕事にすることを夢見て日々奮闘中。

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